お知らせ
平成28年度全国病院事業管理者協議会研修会開催報告
平成28年度全国病院事業管理者研修会は、中川正久島根県病院事業管理者・全国病院事業管理者協議会副会長のプログラムコーディネートにより、平成28年5月28日(土)に「都道府県会館」(東京都千代田区)で開催され、協議会会員以外の方も含め97名にご参加いただきました。
7回目となる本研修会では、「地域医療(構想)とICT」をテーマに、基本的な政策上の考え方や実践事例等について、講演と活発な意見交換が行われました。
平成29年度も、充実した内容で開催したいと考えておりますので、皆様の参加をお待ちいたしております。平成29年5月27日(土)「都道府県会館」(東京都千代田区)で開催予定です。
(本研修会の、講演内容につきましては、当協議会ホームページ「会員専用サイト」の「研修会情報」で順次掲載しますので、そちらを御覧ください。)
※会員専用サイトの閲覧にはユーザー名とパスワードが必要です。当協議会へのご入会をご希望の事業者様は「入会について」をご覧ください。
中川 正久 世話人挨拶(要旨)
今回の研修は、今後の医療あるいは国の方針等を考え「地域医療とICT」というテーマにさせていただきました。2025年問題を控え、医療・介護の連携がより一層重要になってくると思います。そのためにも、情報の共有化が大事になります。それにはICTは欠かせないものと考えています。
また、地域医療構想あるいは地域包括ケアシステムの構築についても、ICTあるいは医療情報ネットワークの必要性というものが、一層大切になってくると考えました。
病院事業管理者としても、これからの国の方針、それから医療におけるICTの現状と課題等について正しく理解していく必要があります。
「基調講演」では、厚生労働省大臣官房参事官の佐々木裕介情報政策担当参事官室長にお願いして、医療、保健・福祉、介護分野におけるICT化の推進について、国の方針とこれからの方向性に関しての情報提供をいただき、今後の参考にさせていただきたいと思います。
「教育講演」は、東京医科歯科大学名誉教授である田中博先生にお願いしました。田中博先生は地域医療福祉情報連携協議会会長であり、地域医療情報ネットワークに関する情報をたくさんお持ちですので、ICTの歴史も含めて、現状と課題について具体的なお話をいただきたいと思います。
「先進事例」に学ぶでは、3地区の先生方にお願いして、実践事例について話題提供をいただきたいと思います。その後で、田中先生をコメンテーターに、ディスカッションができればと考えております。
本日の研修会で、「地域医療とICT」に係る現状とこれからの問題点、さらにはこれから我々が何をすべきかということが、ある程度見えてくればと思っております。
長時間にわたる研修会ではありますけれども、皆様の御協力をお願いいたします。
研修プログラム
1 世話人挨拶
全国病院事業管理者協議会 副会長 中川 正久
2 会長講演
- 「病院事業管理者の権限と役割 ~ 地域医療構想への対応を含めて」
全国病院事業管理者協議会 会長 吉田 茂昭
3 基調講演
- 「健康・医療・介護分野におけるICT化の推進について」
厚生労働省大臣官房参事官(情報政策担当)
(政策統括官付情報政策担当参事官室長) 佐々木 裕介
4 教育講演
- 「地域医療情報ネットワークを巡る現状と課題」
地域医療福祉情報連携協議会 会長
東京医科歯科大学 名誉教授 田中 博
5 先進事例に学ぶ
- まめネット
島根県立中央病院 情報システム管理室長 小阪 真二 - きさいやネット
市立宇和島病院 院長 梶原 伸介 - たいせつ安心i医療ネット
旭川赤十字病院 院長 牧野 憲一
6 総括
全国病院事業管理者協議会 名誉会長 矢野 右人
2016年6月27日 更新